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「ひきこもり・ニート」回復道具箱

ひきこもり・ニート状態の人の回復に役立ちそうな情報収集と体験談。

「元不登校」のバンドが問う、厚労省「ひきこもりサポーター」制度

 2年ほど前、厚労省の「ひきこもりサポーター」制度についての
 質問に答えた記事を見たことがありました。

 
 その質問に答えたのは、滋賀県大津市で2011年に結成された、
 NPO法人マイペースプロジェクトの3人組バンド「ジェリービーンズ」の
 メンバーでした。その時の、メモ書きをまとめてみました。

 バンドの3人のメンバーは、
 いずれも小学生の頃から中学3年生まで
 不登校やひきこもりを経験した若者。

 
 自殺まで考えていたが、音楽を通じて仲間と出会い
 バンドを組み、生きていく希望を伝えるため、
  音楽や講演活動を通じた活動をしている。

 彼らの総意はこうだ。 

  ・ 「元当事者の声を届ける部分は賛成ですが、
   ひきこもりの程度や事情は人によって違うので、
   自分の考えと近い人が来るとは限らないという懸念があります。」

  ・ 「引きこもり本人の承諾を得るかどうかが大事ですね。」 
  ・ 「親が子どもの状態を受け止めず、
    サポーターに丸投げなら子どもはもっと辛くなる。」
  ・ 「学校だけでなく、家にも居場所を無くす可能性もある。」

  ・ 「人を信用して自分の弱い部分をさらすには、
    よっぽど勇気が必要ですので、長い期間の支援になります。」

  ・ 「支援者の人が来たとき、僕たちも人を信じられず、
    素直になれなかった。」
  ・ 「知らない人が家に来た時は、「こんなに大変なことに
    なってしまったのかと」とあせったし、怖かった。」
  ・ 「やっぱり自分はダメな人間なのだ」と思ってしまったのです。

  ・ 「僕たちも自分の経験を講演やライブで話しているので、
    元ひきこもりにとってサポーターは自分が
    役に立てるチャンスでしょう。」
 

  ・ 「ひきこもっていることを否定するのでなく、
    「問題ないよ」と言ってくれれば、親の意識も変えられると思います。」


   ○ NPO法人 マイペースプロジェクト      
   
    ・ 2011年11月 NPO法人設立
    ・ 目的
      「生きる喜びを見つけられる世界にしたい」
      
      「不登校、ひきこもり、いじめ、難病、病気、障害者
      様々な差別等の理由で苦しんでいる人々や
      その関係者、または健常者であっても生きていくことに
      不安や恐れを持っている人々に、
      勇気と力を与えることを目的とします。」

   ・ 内容     
     「不登校を経験した滋賀県出身の3人組のバンドと
     そのバンドを支えるメンバーが立ち上げたNPO。
     
     学校に登校できなかったり、自分に自信を持てず
     にいる子どもたちに力になりたいと、滋賀県内を中心に
     歌と語りに映像を織り交ぜながたライブ活動。

    ① 講演会、コンサート
    ② CD,DVD,ブルーデイ楽曲、映像、印刷物
      物品等の制作事業
    ③ 学校、施設、集会、セミナー等への訪問l
       慰問、講演会事業
    ④ インターネットによる情報発信

   
 ◆ 広島情報   
  ○ 「子供・若者相談支援機関合同説明会」
         を広島県が開催します。

   日時  12月6日 11時~
   場所  合人社ウエンデイひと・まちプラザ
           (広島市まちづくり市民交流プラザ、
              6階マルチメディアスタジオ)
       「ひきこもり経験者とその家族からの
                       メッセージ展」
             (広島「もみじの会」出展、参加) 
   ○ 公開講座
     ・「基調講演 :筑波大学社会精神保健学教授 
              斎藤環氏」
     ・シンポジウム
    (平成27年度県ユースアドバイザー養成講習会)
   日時 12月6日13時30分~15時30分
   場所 合人社ウエンデイひと・まちプラザ
           (広島市まちづくり市民交流プラザ
               5階研修室) 
   申し込み・お問い合わせ
    広島県 環境県民局 県民活動課
         (広島市中区基町10-52)
       電話 082-513-2740
       FAX 082-511-2173 



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  1. 2015/11/19(木) 11:55:55|
  2. 制度

「ダメダメな人生をかえたいM君と生活保護」池上正樹著を読んで

  「ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護」(池上正樹さん(ジャーナリスト))を読んで、「生活保護制度」を考えてみました。
 
 「生活保護」といえば、私の母親も晩年には大変お世話になり、良い人生を全うさせていただきました。

 大変ありがたい制度だと思い、国(国民の皆さん)には大変感謝しています。 

 「生活保護制度」は最後のセーフティーネットと言われますように、
 命の綱だと実感しています。

  受給者の大多数が、高齢者、障害者、病人、母子家庭などで、もしこの制度の助けがなければ、ほとんどの人が命を保てないであろうということが推察されます。
 「生」か「死」を問うた時に「死」の結論しかない場合に「生活保護制度」は適用される、厳しい現実を含んでいると私は思います。

 命の存続の危ない時、国(国民の税金)は、何とかしてあげたいと
 救いの手を出してもらえる、本当に心優しい暖かい制度なのだと私は思います。

 
 そして、どうやっても最後の制度を使わないと生きれない状況に
 至ったと思うときは、謙虚な気持ちで、相談、申請を行う
 勇気を持たなければならないと思います。

 私の母の場合も、ひとりぐらしのなか高齢者となり、病気などで仕事もだんだんできなくなっていました。又、遠く離れて暮らす私も、経済援助するにも限界がある状態でした。

 そうした中、近所に住む民生委員の人や、生活困窮者の
 支援団体の人たちの支援によって、生活保護を
 受給できるようになり命を救われました。

 その頃私は「生活保護制度」の知識が全くなく、それから随分勉強してみました。

 そして、母親は地域の人、民生委員さん、支援者の人、
 行政福祉課の人、病院のお医者さんや看護師さん、
 老人施設の人など多くの人にお世話になり、いい生涯を終えました。

 私は常に感謝の念を持ち、私にできるご恩返しができないだろうかと考える日々です。

 そして、考え付いたのが、現在の小さな活動への参加です。
 だれかが何かをしようと行動するときは、枯れ木の賑わいの
 人数に参加し、誰かの役になりそうな情報はないかと、情報をあさりまくる。

 さて話は、「ダメダメな人生を変えたい」M君のような若年者の場合のことでした。

  一般に、若い人は稼働能力、稼働年齢という要件で生活保護の申請受理に大きな壁があるようです。

 ただ年越し村の派遣切りにあった若年失業者の場合などのように
  状況によってはいったん生活保護で生活を安定させ
  職業訓練等を受けたり、就労活動を行ったりして、
  次へのステップアップを目指し、自立していく方法もあるようです。

 Mくんの場合は、地方に住んでいる母親から池上さんへの相談から始まりました。

 そして池上さんは、東京の就労を支援する作業所「ゆあフレンズ」
 (就労継続支援B型事業所)や、発達障害の人たちのための
 グループホーム「ねっこや」を運営する金子磨矢子さんに支援を相談。

 
 そこに、お金の問題。

 「もし、Mくんの両親がそんな状態ならば、世帯をわけてM君が生活保護をうけることはできるでしょう」と金子さんは言う。

   「処分できる財産もなく、援助してくれる人もおらず、
  最低限の生活をするお金を持たない人、その人が他の社会保障制度
  でも救済することのできない場合、いよいよ生活保護の出番と言えます。」

 精神科病院の通院歴や「診断名」も重要。

 そして、生活保護申請受理。

そして、M君は都心のアパートで一人暮らしをし、「ネッコ」の就労継続支援B型事業所「ゆあフレンズ」に通い始めている。


   ◆ 池上正樹さん(ジャーナリスト)

      ネットで連載中のコラム
    (「引きこもりする」オトナたち(ダイヤモンドオンライン)






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  1. 2015/10/24(土) 16:25:29|
  2. 制度

「職業訓練」 体験記 パソコン編

  「職業訓練」
 私の職業訓練歴は三度あります。

 一回目は失業手当受給中の時。あと二回は雇用保険を掛けていなくても受講できる基金訓練の時。

 一回目の時、もう10年ほど前になります。

 中年フリーターで、バイトを探して苦戦していたころです。

 ハローワークで、バイトを探しては申込み、申込み、10会連続アウトということもありました。

 やっとこさ入れたのは、運よく、失業対策事業に巡り会えたのです。

 失業者であれば先着順に近い感じで入れとてもラッキーでした。

 期限は6か月。
 ただ、入った時は、辞めた人の補充だったので残り3か月。

 その後、運よく、別の失業対策事業に入れ、6か月の期限を終了。又失業。

 しかし、運のいいことに,当時は6か月の雇用保険で失業手当がもらえました。(失業手当3か月)

 失業手当受給中、毎日平和大通りの桜並木を、歩いたり自転車で、桜舞い散るなかをハローワークに通い、仕事を探しました。

 途中で、市立図書館に寄り、一休みしたり本を借りたりするのが日課でした。

 毎日仕事を探すものの、なかなか見つかりませんでした。

 元の仕事仲間の友人と2人で、広島城のお堀前のベンチに座り、「仕事がないねー」と途方にくれていた時でした。

 偶然、そこを通りがかった、元の仕事仲間の青年が職業訓練のことを教えてくれました。

 その青年は、それまで数回の職業訓練を受けていて、失業手当の延長をしながらスキルアップをしているのですと、教えてくれました。

 そして、早速ハローワークに申込み、パソコン講習(夜間の部)に入りました。

 パソコンは、その時初めて触るものでした。

 まったく理解に苦しむものでした。その上、機会音痴で不器用。

 手も足も出ませんでした。
 授業の前の昼間、ネットカフェに通いワードの練習。

 そして、1万5千円の中古のパソコンを買い練習。

 それでも授業にはついていけず困りました。

 授業で行き詰まった時、近くの人たちが助けてくれました

 その中の一人の人は毎年年賀状を送ってくれます。

 来年の年賀状では、今ブログを始めたことを報告しよう。

 まったくパソコンに手も足も出なかった自分が、十年後の今、ブログやアフィリエイトに挑戦していると知ったら、教えがいがあったと喜んでくれるでしょうか?


     

    無業社会 働くことができない若者たちの未来 (朝日新書)



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  1. 2015/09/24(木) 10:30:13|
  2. 制度

生活困窮者自立支援制度について

 ひきこもり家族会KHJ広島「もみじの会」の月例会で、二回ほど「生活困窮者自立支援制度」の学習会を行いました。
 そこで、広島市健康福祉局地域福祉課の方に、「生活困窮者自立支援制度」の説明をしていただきました。

      「生活困窮者自立支援制度」
 (1) 生活困窮者自立支援法
        平成27年4月1日試行

    生活保護に至る前の段階の「第二のセーフティーネット」
    生活困窮者の自立支援策を強化

 (2) 対象者
    ・ 生活保護ボーダー層
    
    ・ 非正規雇用者

    ・ 失業者

    ・ ひきこもりの方
    ・ ニートの方
    ・ 高校中退者、未就労者

    ・ 刑務所出所者

    ・ 多重債務者    など

 (3) 理念

    ① 生活困窮者の自立と尊厳の確保

    ② 生活困窮者支援を通じた地域づくり

 ■ 必須事業

    ・ 自立相談支援事業    就労その他の自立に関する
                相談支援、事業利用のためのプラン作成等

    ・ 住居確保給付金の支給  離職により住宅を失った
              生活困窮者等に対し家賃相当の給付金を支給

 ■ 任意事業

    ・就労準備支援事業           

        ただちに一般就労が困難な生活困窮者に対し、
                  就労に必要な訓練を日常生活自立、
                  社会生活自立段階から有期で実施

    ・ 一時生活支援事業
           住居のない生活困窮者に対して一定期間
           宿泊場所や衣類の提供等を実施

    ・ 家計相談支援事業
           家計に関する相談、家計管理に関する指導、
貸付のあっせん等を実施

    ・ 学習支援事業その他必要な事業
            生活困窮世帯(生活保護世帯を含む。)
の子供に対する学習支援、その他、
            地域の実情に応じた事業を実施。

 広島市における取組情報

    「広島市くらしサポートセンター」開設
     ① 社会福祉法人 広島市社会福祉協議会への委託

     ② 広島市中区千田町一丁目9番43号
       広島市社会福祉センター2階 広島市社会福祉協議会 福祉課内
       TEL   082-546-9820
       相談日時   平日8時30分~17時15分

   H27年7月サブセンター開設予定

        東部サブセンター(仮称)
            東区社会福祉協議会内
            082-263-8443

        西部サブセンター(仮称)
            佐伯区社会福祉協議会内
            082-921-3113

        北部サブセンター(仮称)
             安佐南区社会福祉協議会内
              082-831-5011




現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護 (ちくま新書)


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  1. 2015/09/19(土) 10:07:39|
  2. 制度

求職者支援制度

    求職者支援制度
  「求職者支援制度」とは、雇用保険を受給できない方が、職業訓練による
スキルアップを通じて早期就職を実現するために、国が支援する制度です。

 ●「求職者支援訓練」    無料で受講(テキスト代自己負担)
 ●ハローワークが積極的に就職支援
 ●一定要件を満たせば、訓練期間中、月10万円の「職業訓練受講給付金」 を支給します。

 ■支援の対象者      ①ハローワークに求職の申込み
    ②雇用保険被保険者や雇用保険受給者でないこと
    ③労働の意思と能力があること
    ④職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと

  ◆職業訓練受講給付金について     支給要件(以下の全てを満たす方が対象)
        ①本人収入が月8万円以下
        ②世帯全体の収入が25万円(年300万円)以下
        ③世帯全体の金融資産が300万円以下
        ④現在住んでいるところ以外に土地、建物を所有していない
        ⑤全ての訓練実施日に出席している
        ⑥同世帯の中に同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいない
        ⑦過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けたことがない

   □多くの職種に共通する基本的能力を習得するための「基本コース」と特定の職種の
    職務に必要な実践的能力を一括して習得するための「実践コース」があります。

 
  ■私の体験

     私も以前、求職者支援制度(当時は基金訓練という名称)に
    お世話になりました。
     私はその頃、警備員の仕事で、熱中症で倒れ、持病の腰痛も悪化の為
    仕事を辞め、一か月ほど療養していました。

     生活費が底をつきかけたので、ハローワークに通い、
    仕事を探しましたが、なかなか見つからない状態でした。
       (たよりの警備会社も、持病の為4社ほど退職)

     ある日、ハローワークで「基金訓練」のポスターを見つけ、
    窓口で相談し申し込みました。

     「ポスターの生活費10万円支給の文字が輝いてみえました。」

     ただ当時(平成22年)は、まだ基金訓練事業の最初の頃で、
    選考で合格するのが大変でした。
     応募人数が多く、事業所数が少なく、かなりの倍率で、
    私たち高齢者には狭き門で、二度ほど落ちました。

     しばらくして、事業所数も増え、だんだん入りやすくなり、三度目で
    なんとかパソコン教室に入れました。 (倍率などを問い合わせて、申込みが少なく
    入れそうなところを探した。)

     教科書代は、一万円くらいの実費。
     ワード、エクセル、パワーポイント、
     他に簿記の授業も入っていました。

     朝から夕方まで毎日学習。
    家では、中古のパソコンを買って復習と予習。
     しかし、だんだん授業が進んでいくとついていけなる。
    ただ、隣の親切な60代男性が、パソコンに慣れていて助けてもらい、
    ありがたかった。

     毎日、休まず仕事だと思って通い、月10万円の生活費を支給して
    もらい、生き延びれ助かりました。

     また、パソコン技術で、簡単な入力の仕事の道が開けてきました。
    (倉庫管理などのパソコン入力)
     そして現在、ブログに挑戦することに役立つことになりました。

    そして、三か月後終了頃、次の「実践コース」(3か月)という
    選択肢がでてきました。

     パソコン教室で、もう3か月(実践コース)高度な技術を
     学べるというものです。

     約半数余りの人はそちらへ進みましたが、私は、ついていくのは無理だと
    判断しあきらめました。 

     そして、次の「実践コース」は、「介護」に進むことにしました。    

 私の目標は、知的・精神障害の人の外出ガイドヘルパーの 資格取得でした。

     最初は座学で学習し、しばらくして以降、
     実技のベッドメークなどは、不器用私には苦手なものでした。
     また、持病の腰痛を気にしながらの研修でした。
     
     最後は、グループホームなどの現場研修などをこなし、
     ぶじ修了しました。

     この時の経験と学習(ノーマライゼーションの思想等)、現在の
     活動に生かされていて感謝しています。

     
     私の身近な、支援者や支援事業所の人たちは、若者にこの制度を
     紹介し、利用後、就労に結びつくケースがでています。
     私のクラスにも、ニート状態の若者が数名参加して
     頑張っていたのをおぼえています。

      ひきこもり支援の秋田県藤里町社会福祉協議会さんの
     「藤里方式」で導入されたのがこの「基金訓練」事業。

      又、ひきこもり自立支援団体も、この「基金訓練」事業を
     取り入れ、宿泊型自立訓練とも合わせ、利用負担を
     少なくする方法で実施されていたこともしりました。

この制度の活用も、「ひきこもり・ニート」状態からの
     回復の一つの道具になるかもしれません。




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  1. 2015/08/25(火) 12:51:08|
  2. 制度