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「ひきこもり・ニート」回復道具箱

ひきこもり・ニート状態の人の回復に役立ちそうな情報収集と体験談。

得意分野こそ疑え

   維摩経21




 維摩とのやりとりを見て
 周りの人がハッと気づく


 周りの人を導くために
 維摩はイヤな役割を果たしている。

 維摩の活動は「慈悲の実践」

                                維摩経5

 「100分で名著                    
     維摩経”得意分野こそ疑え”」
 
      2回  (動画より~)

  (「大乗仏教」の大きなテーマ「智慧と慈悲」
  から、社会や人との向き合い方を学びます。)

  「維摩経」基本情報・・・・制作:紀元1~2世紀
                 日本への伝来:飛鳥時代(6世紀前半)
                 主人公:在家仏教者「維摩」(ゆいま)

 ”上巻 第3章 弟子品” (維摩と十大弟子)
    「維摩が病気だと察知した釈迦が、
     お見舞いに行くよう直弟子たちに依頼」
    「釈迦の頼みを断る弟子たち」

   維摩経31


   断る「理由」・・・・①「舎利弗」(知恵第一)の場合
                舎利弗にダメだしする維摩。
                ここで維摩が語っているには、出家の概念自体を大きく変えること。

             ②「木蓮」(超能力)の場合
                ”木蓮は自分の「枠組み」を押し付けていると維摩は指摘。”
                  「説法とは、ありのままの姿(法)を説かねばなりません。」
    
                  「ありのままの姿とは、すべて変化し続ける、不変の実体はない、
                   全ては関係性の中で成立している。
                   すべての存在は集合体である。」ということ。 

             ③「大迦葉」(厳格な修行者)の場合 
                「施す側と施される側」という枠組みを外すと、
                 本当の乞食行になるという維摩の問いかけ。

             ④富楼那(説法の名手)への指摘 
                 「説法がうまいがゆえに相手を見ず、
                  自分の構築したものを、人に伝えようとする。
                  自分と他との関係の中で、
                  説法を構築するべきと維摩には見えた。」


 維摩経40

  ”結局見舞いを引き受けたのは、文殊菩薩”
      中巻 第5章  文殊菩薩(智慧をつかさどる菩薩)

    「文殊菩薩は維摩の病状を尋ねます」

    「維摩の病気の原因は?」 
      物事の本当の姿を理解できないということ(痴)と、
      自分でもコントロールできないほど次から次へと貪る心(有愛)
      が原因で、私は病気になってしまいました。

      それは誰もがかかる病気です。
      もし、全ての人がこの病気にかからないでいられるならば、
      その時こそ、私の病気も完治することでしょう。
                   
    「三毒」(克服すべき3つの煩悩)
        ・貪欲 (有愛)   ・瞋恚 (怒り)   ・愚痴 (痴)

 ”維摩の病気の原因は慈悲の心”
    「維摩は人々の痛みに、自分の心と体をチューニングした結果病気になった。」
      (他者の苦悩とシンクロさせて、相手の痛みを自分の痛みとする。)

   「智慧の象徴である文殊菩薩と、慈悲を実践する維摩がそろう。」
   この構成に「維摩経」を作った人の意図が感じられる。


 


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  1. 2017/06/30(金) 00:03:31|
  2. 100分で名著

自分の都合を捨てる

     KC3U0027_convert_20170627223843.jpg
  



 我々は「自分の都合」を通して、
 物事を歪んで認識してしまうので、苦しみが生じる。

 「自分の都合」を捨てるための、修行が説かれている。
          (六波羅蜜「6つの修行法」)


 「100分で名著       維摩経5

     ”維摩経 仏教思想の一大転換”」

            1回  (動画より~)

  ”維摩経”(ゆいまぎょう)
     基本情報・・・・制作:紀元1~2世紀
              日本への伝来:飛鳥時代(6世紀前半?)
              主人公:在家仏教者「維摩」(ゆいま)

     「維摩経」は物語性が高く、宗教文学的な側面も強い。
     日本仏教の方向性を決める際に「維摩経」は一翼を担った。


     「維摩経」を生んだ「大乗仏教」は、
     出家者と在家者の区別をあまりしない。
        (禅、念仏、法華経、華厳経、密教なども大乗仏教)

     「大乗仏教」は釈迦の教えをベースに大きく展開。
       (仏教史上最大の信仰改革ムーブメント)

 ”「教え」にも執着しない仏教” 
   「脱構築装置内蔵宗教」

    「私の教えは、川を渡るためののようなものである。
     そして、向こう岸に渡った筏を棄てていけばよい
                 (中阿含経)
   KC3U0070.jpg

      


 ”大乗仏教の主要テーマ” 
   ・「菩薩道」
    ・「空」の理念
    ・「他者性」と「社会性」の重視

  「維摩経上巻の大きなテーマ」     ”智慧と慈悲”

    「自分で自分の歪みは認知できないので、
     ”鏡”に映してチェックしないといけない」
 
       (チェックする基準が仏教の教え)

 ”維摩の病気の意味は?”
    上巻第2章「方便品」

   自分が病に倒れる姿を、人々に見せること自体が維摩の説法。
      「体も精神も”関係性”で成り立ち、
       変化し続けるという立場で苦しみを引き受ける」

   「しがみつく」をいかに外していくか、
   そこに、老病死の苦悩をひきうける道筋がある。」  


 


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  1. 2017/06/29(木) 00:03:06|
  2. 100分で名著

情報収集・雑感

  
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   ~日々是好日日誌~ 
    (2016年2月22日)

 「情報収集・雑感」

   およそ半年ほど前から、ブログを書き始めましたが、
  最初の頃は、自分の体験談などが多かったものです。


  それがほぼ終わりそうになってきた100回目頃、
 偶然にもユーチューブという動画の世界を知りました。

  それまでは、本とネットの検索の情報が多かったのですが、
 動画を知ってからは一気に世界が広がりました。
      KC3U0025_convert_20170627222942.jpg


  それは文字だけの情報より幾倍かの情報量があったからでした。

  情報を集めるとき、頭の中にはおおよそのテーマがありました。   
  それは、自分が持っていなくて、以前から持ちたかったもののテーマ。
 一つ目は、制度・支援情報、
 二つ目は、社会の仕組・労働・貧困等、
 三つめは、メンタルトレーニング法。

 これらの総合的な知識が、生きていく上での役に立つのではないかという直感でした。

  KC3U0111_convert_20170616124304.jpg


  自分自身の経験と、その後に学んだことの中から、
 生きていく上での重要なポイントとしてこれらをテーマに、
 動画を探してみるとずいぶんよい情報の宝庫でした。

 
  自分自身の体験から、メンタルトレーニングは少しはやってきたのですが、
 社会・仕事を知ること、制度・支援先を知ることが欠けていました。
 今思うのは、これらを含めいろいろと幅広い情報・知識の重要性を感じています。

  社会実学という言葉を聞いたことがあります。
 まさに生きていくために重要なことの一つは生きていく社会を知ることかもしれません。
 宮本武蔵の兵法は、戦う時に相手を徹底的に研究したようですが、
 その教訓を学びたいと思います。


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  1. 2017/06/28(水) 00:03:12|
  2. 日々是好日日誌

達観

    達観47


   ~日々是好日日誌~
     (2016年6月24日)

  「達観」
テレビで「モニタリング」という人間観察の番組を見ました。

ある息子が、大学卒業を控え就職も決まり、
これから安定した将来に向かうであろうという時に、
「僕は就職をやめて、お笑い芸人になります」と言い出した時、
その父親はそれを許すのか、許さないかというものでした。

その話を聞いて、どう反応するかを観察するというガチの問答です。

それは、常識に考えて10中8,9ダメでしょう。おそらく。
普通に考えればほとんど答えは許さないでしょう。
本能的に安全安定を求める生物(人間)としては。

「苦しみの本質は、自分の思いどうりにしようとして、思いどうりにならないこと」
という釈尊の言葉を聞いたことがあります。   達観1


父親としては、自分の思い描く思いとは違うので反射的に反対でしょう。
そして、父親が許さない時、両方共が自分の思いどうりにならないということで、
苦しみが始まるのでしょう。

この父親の、最終的の苦渋の選択の答えはこうでした。

「これまで、親の扶養義務としてあなたを育ててきたが、しかし、
これからは、貴男は貴男の人生なのだから
貴男の思う夢に向かって生きてください。応援します。」
テレビの視聴者の人はそれぞれ感じ、それぞれに考えるでしょう。

「苦しみ」とは、「自分の思いどうりにしようとして、思いどうりにならないこと」
の理を理解できたとき、多くの「問題」の本質が見えてきそうです。

  達観27


私たちの抱える「問題」の多くは、ここにあるのでしょうか?
なぜかそんなことを考え、わが身を振り返ってみました。

高倉健さんの、映画のセリフのように、
「なら・・・・それでいいじゃないか・・・」と、言えるようになりたいものです。
    達観61



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  1. 2017/06/27(火) 10:03:21|
  2. 日々是好日日誌

講演会・「対話」ダイアローグ

   広島駅前2





   ~日々是好日日誌~
     
 6月4日(日)
広島駅前の会場で開かれた、
斎藤環さんの講演会に行ってきました。


会場に入ると、定員の百名を超すたくさんの人で熱気むんむんでした。
やはり気になるのは女性が大多数で、オヤジたちは肩身が狭い想いです。
我々、友人3名のオヤジは、最後列近くに座りました。
前の方では、知り合いが10名あまり見えたので一安心でした。

広島駅前4




講演会始まる。(斎藤環さん・・・・精神科医)
演題「ひきこもりの若者への対応」(家族が今できること)

・「不登校」とは ・分類 ・基本的対応
・社会的ひきこもりの定義 ・特徴 ・高年齢化
・福祉制度の活用状況 ・鑑別診断 ・「発達障害バブル」の問題

・若者は「なぜ働くのか?」・・・・旧世代:”食うため”  若者世代:”承認の為”   広島駅前19

                    就労動機は承認欲求と直接に結び付いている。  
・家族の基本的心構え  ・コミニュケーションの回復  
・集団への包括支援・・・・デイケア ・たまり場・居場所 ・自助グループ
                ・偶発的コミュニティ活動 ・(就労訓練など)
                ・グループホーム ・家族会

・就労支援への道のり・・・・地域若者サポートステーション ・就労移行支援 ・地域活動支援センター
                 ・職業訓練校 ・中間就労 ・ソーシャルファーム
                 ・知人・友人の紹介 ・作業所 ・就労支援団体
                 ・ボランティア ・ジョブカフェ ・内職

・藤里方式・・・・秋田県藤里町(菊池まゆみ事務局長)社会福祉協議会の活動。
         ・「ニーズの把握」のためのきめ細かい調査。
         ・就労支援や機能訓練、地域住民との交流の場となる施設「こみっと」
           (藤里町社会福祉協議会「ひきこもり 町おこしに発つ」秋田魁新報社)
      (関連記事・・・・当事者のニーズ「仕事がしたい」に寄り添う

・福祉制度の活用・・・・生活保護 ・自立支援 ・障害者基礎年金など

・思春期問題と「対話」・・・・一方的な決めつけ、判断の押し付け、叱咤激励は
                 「対話」ではなく「独り言」である。
                 ・独り言(モノローグ)の積み重ねが、しばしば事態をこじらせる。
                 ・治療的対応とは、つまるところ、
                  モノローグをダイアローグ(対話)へと開くことである。
                 ・一対一はモノローグになりやすい。
                  開かれた対話は3人以上で行うことが望ましい。
                  (参考:「オープンダイアローグとは何か」医学書院)

                                 広島駅前20



   「開かれた対話」治療法・オープンダイアログ


 「オープンダイアログの可能性 斎藤環」
(動画内容案内)

北フィンランドにおける精神科治療法
薬を使わない、かなり有効な治療法。

治療者が複数でチームを作って、アウトリーチ(訪問)して、
治療チームと、本人と、家族、友人、知人、親戚の人が輪になって、
ひたすら話をする。

何をしゃべってもいい。
話したことに、ちゃんと返事が返ってくるという空間を作る。
その空間を作って、対話を回していく。


 「開かれた対話」フィンランドにおける、精神病治療への代替アプローチ

「開かれた対話」
開かれた対話のアプローチは、いくつかの基本原則に基ずいています。

秘密がなく平等な立場で話し合うこと。
それは治療に関する全員の声を大切にするということです。

同様にセラピストはチームを作り、
クライアントや家族の前でお互い素直に、
考えや気持ちを話し考察するのです。

「現在我々は、意思決定したり今後の計画を立てたりしません。
むしろ我々の目標は、一緒に座って、より理解し合うことなのです。

我々は対話を生み出すことを目指す。
それは治療の最も重要な側面となります。
もはやミーティングの目的が、解決に至ることだと思っていません。

代わりに、対話の中の全員の声を聞くことに焦点を当てるという、
自明のプロセスから解決策が出てきます。


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  1. 2017/06/26(月) 00:40:51|
  2. 日々是好日日誌

「二度とない人生だから」

   坂村真民26

坂村真民2






   ~想い出の記~
    (2015年10月5日)

  詩集「二度とない人生だから」    坂村真民31

       坂村真民さん



 坂村真民さんは、夜明け前の未明混沌としたころに起きられ、
 散歩されておられたようです。

 最近、私も持病の足のけいれんを察知して、
 夜明け前の4時ころに起きるようになりました。

 そして、朝起きたら、真民さんがされていたように、
 感謝を込め、足と足の裏を軽くもんだりさすったりし、
 それからゆっくり、気功を始めます。

 そして最近は、真民さんが詩を書かれておられたように、
 私も日誌を書くのが日課となりました。

 坂村真民さんの詩集に初めて出合ったのは、
 17歳の頃、仏通寺での座禅体験の時、お坊さんからの紹介でした。


 仏通寺編20


 その時購入した詩集を大事に抱えて帰りました。

 真民さんの詩集からは、沢山の心の支えになる言葉をいただきました。

 そして、読むたびに気持ちが優しくなれる不思議さがあります。

 22歳の夜学生(定時制高校)の頃、何人かの仲間が退学して、
 みんなシュンとしている時、黒板に「二度とない人生だから」の詩を書いたりしていました。

 その頃から、みんなで集まり山登りや、アパートでの鍋会を開くようになりました。

   (詩集「二度とない人生だから」坂村真民さん、引用) 坂村真民22

         (最初の節です)

     二度とない人生だから
     一輪の花にも
     無限の愛を
     そそいでゆこう


     一羽の鳥の声にも
     無心の耳を
     かたむけてゆこう

     二度とない人生だから
     つゆくさのつゆにも
     めぐりあいのふしぎを思い
     足をとどめてみつめてゆこう


 九州時代は、もっとも波乱の頃でした。

 一時期は、アパートを引き払い、仕事仲間の家を転々としたり、
 安宿に泊まったり、明日が見えない時代もありました。

 その頃も真民さんの詩に支えられていました。

 真民さんの詩の、金床のように、打たれても打たれても、
 打たれた分だけ強くなるを励みに。

    (詩集「念ずれば花ひらく」坂村真民さん、引用)  坂村真民20

     念ずれば
     花ひらく
     苦しいとき
     母がいつも口にしていた
     このことばを


     わたしもいつのころからか
     となえるようになった
     そうしてそのたび
     わたしの花がふしぎと
     ひとつひとつ
     ひらいていった

 最近、知人から電話がありました。

 「年も取り、体も弱り、歩けなくなり、体中が痛む。もう早く死んでしまいたい」と言われる。

 私には、かける言葉は多くありませんでした。

 私自身が、同じような状況に近づくのを時々感じているのです。

 そんな私に、真民さんはこう言われています。

     (「生きてゆく力がなくなる時」坂村真民さん、引用)

   坂村真民6
  
    詩を書く心  
  死のうと思う日はないが
  生きていく力がなくなることがある

  そんなとき大乗寺を訪ね
  わたしはひとり

  仏陀の前に座ってくる
  力わき明日を思う心が
  出てくるまで座ってくる


    心ひとつで楽しく
  生きていることが
  楽しくなければならぬ

  たとえ貧乏していても
  ベッドに寝たきりでいても

  心一つで
  楽しくなれるものだ
  光が射してくるものだ

  人々の幸せのために
  涌出してこられた
  仏さまがたが

  手を差しのべていられるのだ
  しっかりおん手を握って
  生きてゆこう

   「体温」      坂村真民5

  わたしが世尊のみおしえに
  こうもこころひかれるのは
  
  血につながっているような
  あのなんともいえない
  体温を感ずるからです

  熱くもない
  冷たくもない
  愛のあたたかさが

  体にしみこんできて
  胸にあふれてきて

  ただただこのわたしを
  生かしてくださる
  ほのぼのとしたありがたい
  体温をおぼゆるからである  


   ~活用できる社会資源~    夜学18

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  1. 2017/06/25(日) 00:03:15|
  2. 想い出の記事

17歳 初心者仏通寺編

   
仏通寺編9
   ~想い出の記~
    (2015年8月30日)



  「17歳 初心者仏通寺編」
      (座禅体験入門)

   その頃、私は高1の夏休み明け二学期初日に、
自分で書いた退学届けを提出し、自主退学し毎日ブラブラと過ごしていました。

 人との関わりに苦痛を感じ、人との接触を避けて毎日自転車で出かけ、
山の中や、河原の林の中などで、「空手」の教本を片手に練習などをして過ごしていました。

 1年ほど過ぎたある朝、座禅を教えてもらおうと、
自転車に乗り三原市の奥にある仏通寺というお寺へ向かいました。   仏通寺編23


 途中は、八本松町、西条町という山の中の急な坂道を、自転車を押しつつ進んでいきました。

 仏通寺の山門に辿り着いたのは、すでに夕方近くなっていました。


 門前から声をかけるのは大変勇気がいるものです。
なんとか、か細い声で「すいませんが座禅をさせてもらえませんでしょうか?」と、見かけたお坊さんに問いました。
                      仏通寺編6

 「残念だけど今日はもう夕方だし、急には無理なので、
今年の年末年始3日間くらい泊まり込みの修業があり、一般の人も参加できるので、
その時おいでください。」とのことでした。なぜか少し、気持ちがホットしました。


 その日は、ふもとの町本郷の風呂屋さんの2階が宿泊所になっていたので、
そこに泊まり、翌日家に帰りました。


  そして、年末、いよいよ初めての座禅体験。     仏通寺編11

  ゾクゾクと大衆が参集

  その数30名前後

  皆さんご年配方が多く、若年者は私と中学生の男子。

  後にわかったことは、この中学生が大変な熟練の猛者。

  3日間、夜中部屋に帰ってこず、外で夜座をやりとうした、ただ一人の人物。

  後に彼は京都の禅の大学へ進む。

 宿泊は広い講堂のような建物。

 各人が、布団と寝場所のスペースを確保。

    いよいよ座禅堂に向かう


 仏通寺編38

 合掌してドアを開け入室。

自分の席の前で合掌

 座布を尻の下に敷き、台に足が掛からないように

 クルリと回って席に着く。

 左の足を右の足のモモの上に置く

 足の上に右手を乗せその上に左手を乗せる

 身体を前後左右にゆっくり揺らし、肩の力を抜き、ゆっくり息を吐く

 (堂内では一切無言)

 合図の音で開始

 しばらくの静寂

 しかし、ごそごそ動く気配などあると

 「動くな!!」という直日さんの大きな叱責が飛び

 身も心もちじみ上がる

 時には直日さんが、警策を肩に担いでゆっくりゆっくり
 座っている目の前を通り、動く気配を感じた人には
 警策で軽く肩をポンと叩き合図をする。
 その合図で、こちらは合掌し、受ける体制をとる
 バシ!バシ!バシ! 左右両方
 終わって合掌

 寒いので、叩かれた後は、ジンジンぽかぽかと暖かい
 自分から受けたいときは、自分から合掌すれば受けれる

 時々、休憩、外へ出る
 トイレは二便往来
 トイレに向かっても合掌


終わって食事
 この時間が一番の苦痛   仏通寺編31
 

 人前での緊張が強すぎて、ご飯が喉を通らない
 給仕係の人がご飯を入れる
 極力少量でストップの合図をする
 
 タクワンは音を立てて食べてはいけない
 そして一切無言
 決まりごとの型ですべての動作を行う
 最後にお椀にお茶を入れてもらい、
 タクアン一切れを入れ、洗って飲む
 布巾で食器を拭いて、布に包んで終わる

行事が終了して、宿泊場所に戻ってくつろいで雑談
 しばらくして、直日さん(禅堂の指導僧)が、
 なにやら本を持って来られました。

   
 そして、紹介していただいたのが、仏教詩人の阪村真民さんの
 詩集「二度とない人生だから」でした
 
 その詩集には衝撃を受け、その後、真民さんの詩集を集める
 そして、その後の人生の指針の一つになりました
 「念ずれば花ひらく」「生きる力がなくなる時」
 「宇宙のまなざし」などがあります

 それから、風呂などに入る人は入り、
 部屋の中で長い時間、皆でくつろいでいました
 
 が、直日さんがやって来られて、今度は大声で、
 「こらー、いつまでぐずぐずしているのかー
 早く夜座へ出ていきなさいー」と喝を入れられ
 皆、縮みあがりました

夜座とは、座布団二枚を持って外へ出て、外の階段や、縁側、橋の上、 仏通寺編35

 木の下とかで座禅をすることとの説明でした。

 私も、仕方なく縁側や川の傍の木の下や、石段などの
 場所を探し座りました。

 夜座から何時に部屋に戻るかが問題です。
 夜中の1時か2時か、何時ごろ戻ればいいのだろう?
 せっかくだから、少しでも長くやってみよう。
 小雪がちらつき、肩にうっすら下りてきたのを覚えています。
                 仏通寺編27

強烈な体験ほど、その記憶は生涯残るようです。
 この数日の体験が、その後の人生を決めています。

 仏通寺から家に帰ってきて、何か自信が少し
 ついたような感じでした。
 見える世界が少し違っていました。
 
 そして、苦しい時、つらい時、なにかにつけて
 あの夜座の体験の記憶がよみがえり、人生なんとか
 なるさと思えるようになり、少しだけ
 強くなっていったようでした。          仏通寺編26

          

 その後、家で過ごすときは、毎日1~2時間の座禅
 寝る前に座禅 食事の時や、テレビを見て過ごすときは、背筋をまっすぐ
 伸ばし、足を組んですごす。

 食事の前後は合掌で感謝の念を向け、
 トイレに入る時も合掌

 人に対しても心の中で合掌。
 そして、いつか、全てのことに対して感謝できる
 人間になれるのだろうか?

 そんな生活が始まりました。
 なんの目標もなくブラブラ過ごしていた自分の心の中に
 「禅の修行」という名目を手に入れ、一つの
 目標が生まれました。

 そして、それがいつしか生きていく上での心のバックボーンとなり
 心の拠りどころとなり
 少しだけ、心が安定していくのが感じられ
 生きていくのが少し、楽になっていきました。


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  1. 2017/06/24(土) 00:03:08|
  2. 想い出の記事

愛されキャラ・野口英世

    
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   「志を得ざれば
      再び此地を踏まず」
    (医者になるまでは、
     ふるさとへもどってこない)
野口英世7


  「野口は稀代の天才だ。
     型にはめてはその才能を損なう」
            (血脇守之助伝)


 「知恵泉 野口英世
    ”愛されキャラ英世の知られざる素顔”」
 
           (動画より~)

  ”野口英世”(医学者)  野口英世10
   

     ・明治9年(1876)福島県の農家に生まれる。
     ・赤ん坊の時、いろりに落ちて左手に大やけどを負う。  

     ・15歳・・・・左手の手術を受ける。手術は成功。
            医学によって救われた野口は、
            医者になる道を意識し始める。

     ・当時、医者になる方法。
            方法1・・・・大学などを卒業。(多額な学費で無理)
            方法2・・・・病院で見習い経験、試験に合格。
                      (知り合いに受け入れ先なし)

野口英世20



 ”愛されキャラになって 知恵その1”

     「人のいうことは真に受けろ」 
      16歳・・・・先生から、「手術をしてもらった医者に頼んで見たら」
              と、アドバイスを受ける。
              アドバイスを真に受け、医師に弟子入りのお願いに行き受け入れてもらう。
                 (医師は、野口の人望の厚さや努力を知っていた)
野口英世1

       ・勉学に励む・・・・ナポレオンの言葉「我が輩の辞書に不可能はない」
                  「ナポレオンは3時間しか眠らなかった」を真に受け実践。

                  猛勉強の末、学科はOK。
                   (野口さんは勉強が好きだった。
                    あだ名「ヒューマンダイナモ人間発動機」)

                  しかし、実技試験が問題。
                  合格のためには、都会の大病院で経験を積むことが不可欠。

  ”医術開業試験合格を目指し、
       わずかなつてを頼りに上京”
          野口英世35

 
     ・血脇守之助の元に。
     ・20歳・・・・医術開業試験に合格。
     ・21歳・・・・北里柴三郎の伝染病研究所で働き始める。

 ”愛されキャラになる 知恵その2”

     「夢を共有しよう」 
      ”未来予想図”・・・・仲間と夢を共有

     アメリカ渡航費用(資産家から用立ててもらった)を一晩で散財。
     血脇守之助・・・・渡航費と資産家への返済金を用立てた。
                「野口は稀代の天才だ。型にはめてはその才能を損なう」

 ”アメリカへ旅立つ”(24歳)   野口英世5

    ・32歳・・・・毒蛇の血清に関する本を発表。
    ・36歳・・・・梅毒の研究で大きな成果。

    ・アフリカの黄熱病の研究
    ・3度ノーベル賞の候補に。

  ”愛されキャラになる その3”

     「恩は倍にして返せ」・・・・大恩人・血脇守之助がアメリカを訪れる。
                     ・歓迎会・・・アメリカ中から集められた著名な医学者たち。
                     ・サプライズ・・・アメリカ大統領ハーディングへの表敬訪問を実現。





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  1. 2017/06/23(金) 00:03:08|
  2. 知恵泉

家族が立ち上げた地域生活支援

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 先日、家族会(土曜会)に出席したとき、
資料「家族の思いから立ち上がったACT(アクト)のとりくみ」
をいただきました。


 福岡県で、家族の立場から「ACT(アクト)」の設立にかかわられた、
一般社団法人Q-ACTさんの方たちの手記でした。

 (ACT(アクト)・・・・”包括型地域生活支援”
               医療と福祉の専門職が、重度の精神障がい者の
               住まいを訪問して、医療と福祉の生活支援をおこなうプログラム。

 「Q-ACT」の特色
   ・精神科医をチームに置かないこと
   ・訪問看護ステーション(看護師と作業療法士)
    と相談支援事業所(計画相談、地域相談)
    およびグループホーム(精神保健福祉士)を活用しておこなうこと。

   ・現在、福岡市(2012年)、北九州市(2014年)に設立。
    2017年久留米市に開設準備中。


仏通寺41




   「包括型地域支援プログラム」アクト


伊藤順一郎 精神科アウトリーチ論」
(動画内容案内)

第1部 ACTと病院におけるアウトリーチの取り組み

① 精神科アウトリーチシステム
「包括型地域支援プログラム」アクト

② 精神科アウトリーチシステム
病院でのアウトリーチ活動

アウトリーチチーム、ケース検討会
担当医師を除き11名
・看護師  ・精神保健福祉士  ・臨床心理士  ・作業療法士
・保健師  ・3名のピアサポーターほか
他職種で構成されたチーム
保健所に相談した家族の要請などで訪問支援等。

第2部  訪問看護と訪問型生活訓練 しずく5

精神科アウトリーチのベースは、生活支援にある。

③ 精神科アウトリーチシステム
訪問看護活動

④ 精神科アウトリーチシステム
訪問型生活訓練

精神保健における、アウトリーチサービスの大きな要素に、
ストレングスモデルにもとずく、リカバリーの促進があります。
本人の希望や、目標を実現するための支援という考え方です。

リカバリーは、普通の市民社会の中の、暮らしの中から起こってくる。


「関連記事」・・・・「訪問型サービス(制度)」について


伊藤順一郎 精神科アウトリーチ論



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  1. 2017/06/22(木) 00:03:03|
  2. 訪問型サービス・アクト

フリーターで夜学生活6年間

     夜学4
    


    ~想い出の記~
    2015年9月27日

 「フリーターで夜学生活6年間」

 高校1年で中退してから、いろいろあって20歳頃
 通信制高校から国泰寺高校定時制(夜間)2年に編入。


 牛乳配達の収入で自活していましたが、
 夜学の頃はやめてフリーター生活に入り、学費と生活費をねん出。

 夜学では、多くが年下。
 けっこう田舎から働きに都会に出てきた子が多かった。

 昼働いて夜、夜学。
 みんな苦労して頑張っているんだなー。
  夜学3

 遊びたい年頃で、仕事の疲れで居眠りしながら夜、学ぶ。
 卒業までに、多くの子が耐えきれずやめていきます。
 自分は年上なので、ついつい弟や妹のように見てしまい心配する。

 あの子が辞めたいと言い学校を休むと家まで行き、
 この子が学校に来なくなると職場を訪ね、もう少しの辛抱と話す。
 昔、自分が中退しているので、辞めてほしくない。

 しかし、それでも随分辞めてしまった。
 そんな時、私と同年齢の人がリーダーになり10人前後のメンバーで
 山登りや、鍋会の親睦会を開く活動を始める。

               夜学61
 

 周りのみんなが苦労をしていると、自分の苦労が苦労と感じなくなる。
 私は相変わらず、定職に就く勇気がなく、バイトで食いつなぐ。

 それも長期バイトは敬遠して短期バイトを繰り返す。
 短期バイトは、その期間何とか我慢すれば、自然に終了するので気が楽。
 週4日バイトして3日は、勉強するか本を読んでいたい。

 バイトを見つけるのは、昔、街中にあった「学生相談所」
 一応学生の身分なので、そこに貼ってあるバイト
 を申し込むと、たいていOK。
 6年間でついたバイトの数が数えられない。

 仲間内にはバイトは一切せず、ひたすら勉強に励み、
 食事は、パンの耳で大学を目指す子、 海外留学を目指す猛者達もいました。

 そして、卒業近くなり、又次の夜学、商大短期大学部(2年、夜間)にいくことを決める。
      夜学1

 入学金は友人に借りる。
 大学では奨学金も借りる。
 バイトは、学校の紹介で、酒の製造元に入り、久しぶりに長く務める。
 仕事内容は車での配達。

 この時期の僅かばかりに残っている記憶は、
 少しの期間空手部でお世話になったことと、   夜学60

 「移転問題実行委員会」の活動。

 あまり勉強をしなかったので落第して2年で卒業できず、
 翌年もう1年間、移転先の沼田の新キャンパスに通うことになりました。
 

 


   ~活用できる社会資源~    夜学18

 ひきこもり地域支援センター
 サポステ(サポートステーションネット) 
 生活困窮者自立支援制度 
 発達障害者支援センター 
 求職者支援訓練
 求職者支援訓練 認定コース情報
 障がい者就業サポートガイド
 障がい者相談支援(事業)

    


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  1. 2017/06/21(水) 00:03:03|
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